Mk45 5inch砲 はじめてリギングしてみた。

リギングが楽しすぎる。

シン・ゴジラの10式戦車がなんか賑やか


こちら、最近公開された映画「シン・ゴジラ」のメイキング動画です。ほぇ〜すごいな〜って見ていますと、2:20あたりの10式戦車に、なにやらたくさん書き込まれたり図形が表示されているものがあります。ガルパン劇場版のDVDボックスについてきた本にも、IV号戦車のキューポラに何か書き込んであるのを知っています…。どうやら「リグ」と呼ばれるものらしいです。

リギング?ボーン?何が違うの?

リグ無しのモデルはアニメートさせる気が失せる

実際、今までのモデルにボーンは使ってきましたが、リグというものを考えたことがありませんでした。調べたところ、(mayaでは?)アニメーションのための作業は「ジョイント」「スキニング」「リグ」の順に行われるそうです。今までいうボーンは「ジョイント」に相当します。人体になると、たくさんの「アニメーション付をしない」ジョイントが必要になったりするらしいです。例えばIKで自動的に動くジョイントは、アニメーターは操作できません。もしもリグがついていなかったら、アニメーターが「どのジョイントを動かしていいのかわからん!!」となってしまう、らしいです。そこで、リグを挟んであげることで、「ここはこういう動きをします」というのをパッと見でわかりやすくすることができます。

負荷を軽減しアニメーション作業をやりやすく

また、リグで全体を大まかに囲ってやることで、バウンドボックスとして利用できます。他のメッシュも増え、アニメーション付がスムーズにできなくなってきた時、レイヤーをリグだけ表示すれば処理が軽くなりますから、スムーズにアニメーション付けができます。

というわけで、Mk45にリグをつけてみた

モデル自体はもともとblenderでできていたので、これをmayaへfbxで読み込み、リグ付けを行いました。リグはNurbsを使用しました。

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土台の六角柱がマスターリグです。全体を動かすマスタージョイントにコンストレイントしています。そしてその上の変形四角柱が砲塔、砲身を覆うように配置された六角柱で砲身の操作を行います。あとのNurbsはどれも補助的なものです。

また、wikiでのMk45 5inch砲のデータを元にこんなものもつけてみました。これは完全に冒頭のシン・ゴジラモデルの影響ですが。

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砲塔はプラスマイナス170度、砲身は俯角15度仰角65度、リコイルはここまで、という表示ですね。もうちょっといい書き方が無いものかな〜とは思いましたが、なにしろこういうリグ付けは非常に楽しい。

リグ付けのやり方

後日、今回のリグ付けのやり方の備忘録を簡単にまとめておきたいと思います。忘れないうちにメモして置かなければばば。また、これとマテリアル設定を終えて、Mk45が完成しました。そのレポートも別記事にまとめたいと思います。公開したらここにリンクを貼りたいと思います。

ではでは